Symfonyリリースプロセスの改善
以下の記事は、Improving the Symfony Release Process (Symfony Blog) の訳です。
おそらくSymfonyリリースプロセスはSymfonyプロジェクトにおける最大の売りの一つでしょう。 予想可能で透明なプロセスのおかげで、企業は何年も前からSymfonyの統合を計画することができます。
2.xブランチの最後のマイナーバージョンで、最新のリリースであるSymfony2.8は我々にさらなるプロセスの調整を考えさせました。 そのため、SymfonyCon パリ 2015 キーノートスピーチにおいて、Fabien Potencierは新しいSymfonyリリースプロセスを発表したのです。
これらはそこで紹介された主な変更点であり、バージョン3.0から適用されます:
- すべてのメジャーバージョン(3.x, 4.x)は5個のマイナーバージョン(X.0, X.1, X.2, X.3 and X.4)を発行します
- すべてのマイナーバージョンは standard versions(8か月のサポート)ですが、最後(X.4) はlong term support version(36か月のサポート)となります
- メジャーバージョンは直前の最後のマイナーバージョンと同時にリリースされます(例えば、4.0.0は3.4.0と同時にリリースされます)
我々のdeprecation ポリシーによってこのリリースプロセスは可能となり、異なるSymfonyバージョン同士でのスムーズな移行を可能にしました。
この新しいリリースプロセスが意味するところは、Symfony4は2017年11月にリリースされる予定という事です。 すべての過去、現在、未来のSymfonyバージョンは更新されたSymfony version checkerで確認してください。 同様に、無料で我々の通知サービスを購読することですべてのSymfonyリリースメールを受け取ることが可能となっております。
訳終わり。
3.0への移行タイミングで少しごたごたした感は否めなかったけど、着実に2.8という3.0への移行パスを用意し、こうしてリリースプロセスも改善するというのは素晴らしいと思いました。
現場からは以上です。